試作のウッドフィラメントが完成しました。
素材開発事業部では、循環型の事業に向け自社の広葉樹の端材を活用した木材屋目線でウッドプラスチックの開発しており、いままではペレット式プリンターで大型の造形開発を進めておりましたが、フィラメント開発にも着手いたしました。
フィラメントを使用することで、木材の質感や色合いなどを感じながら、ペレット式3Dプリンターより細かい表現ができるようになります。
まだ研究途中ですが、弊社で開発したウッドプラスチックのフィラメント(木材含有率30%)で造形してみた作品を2つ紹介します。
■1つ目は、今年の干支の”竜”です。
チェリーを活用したウッドプラスチックで製造したフィラメントで造形しました。
体のうろこの表現や木材の色味・質感などがとてもきれいにでき、木彫りしてあるような質感になってます。
また、造形を支えてくれるサポート材も利用しましたがきれいにはがすことができました。
照明などの当たり方で色が違うように見えますが、どちらも同じ造形物です。
■2つ目は、お花です。
左がホワイトオーク、右がウォールナットになります。
広葉樹本来の明るさや色味の違いが表現できました。
素材開発事業部で開発しているウッドプラスチックはすべて着色料などは使用せず、木材本来の色味を表現しているため、温かみがある仕上がりになってます。
また、造形している際にも、木材の匂いを感じることができます。
まだ開発途中の為、フィラメント販売などは対応していませんが、ウッドプラスチックの販売やペレット式プリンターの出力依頼もお受けいたします。
ご興味がございましたらお問い合わせください。