【技術解説】木質フィラメントの基礎と事業活用の可能性
近年、製造業や製品開発の現場では、サステナビリティへの関心とラピッドプロトタイピングの需要が急速に高まっています。この二つの要請に応える素材として、「木質フィラメント」が注目を集めています。
本記事では、木質フィラメントの基本的な特性と、井上企画が開発した国産木質フィラメント「marui filament」をご紹介します。
1. 木質フィラメントとは?
木質フィラメントは、PLA(ポリ乳酸)などの生分解性プラスチックに、本物の木粉を混ぜ込んで作られた3Dプリンター用の材料です。通常のPLAフィラメントが持つ「造形のしやすさ」に加え、木材ならではの温かみのある質感、香り、そして高級感のある外観を造形品に与えることができます。
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項目
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通常のPLA
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木質フィラメント
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質感
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プラスチック特有の光沢
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マットで自然な木の風合い
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後加工
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塗装や接着が主
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研磨、塗装、ニス塗りが可能
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用途
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機能試作、汎用的な造形
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デザイン試作、建築模型、最終製品
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企業の製品開発において、コンセプトモデルやデザインモックアップに木質フィラメントを用いることで、より最終製品に近いリアルな質感をステークホルダーに提示することが可能になります。
2. 国産・高品質「marui filament」のご紹介
井上企画では、長年の木材加工技術を活かし、家具製造で発生した広葉樹の端材をアップサイクルした国産木質フィラメント「marui filament」を開発・製造しています。
「marui filament」は、一般的な木質フィラメントが抱える課題を解決し、ビジネスユースにも耐えうる品質を追求しています。
•高い安定性: 自社ラボでの徹底したテストにより、標準的な0.4mmノズルでも安定した出力を実現。造形失敗のリスクを低減します。
•本物の素材感: 着色剤を一切使用せず、ホワイトオーク、チェリー、ウォールナットといった樹種本来の色味と経年変化を楽しめます。
•サステナビリティ: リサイクル木材を約95%使用。企業の環境目標(ESG)達成にも貢献します。
3. さらなる技術情報とご購入について
「marui filament」のさらに詳細な技術情報、他素材との詳細な比較については、オンラインサイト「こふじ商店」の技術ブログにて詳しく解説しております。
4. オリジナルフィラメント開発・量産のご相談
井上企画では、「marui filament」で培った材料開発・製造技術を基に、貴社独自のニーズに合わせたオリジナルフィラメントの開発テストや、3Dプリント品の量産受託、試作も承っております。
•「自社の廃材をアップサイクルして、独自のフィラメントを作りたい」
•「デザイン性の高い部品を小ロットで量産したい」
といったご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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